バブルと「歯科医師」。 歯科の相談事は「歯チャンネル88」。

 私が歯科衛生士になりたての頃は、いわゆる「バブルのかおり」が残っていた時代でした。

 世の中も経済的に、バブルの時とは変わる時代になりましたが、
「歯科医師」という職業も、その影響は大きく、歯科医師増加の波もあって、取り巻く環境がかなり変わった職業だと思います。

 バブルのころには、歯科医師の先生、イコール、どんどんお金の儲かる仕事。 というイメージがあり、
その影響から?歯科大学の学生や若い歯科医師などには、医局に女の子が手弁当を差し入れしてくれて、モテモテだったというネットの記事を読んだことがあります。
(身近では知りません。(笑))

 そんなバブルもはじけて20年以上が過ぎ、
今は、歯科医師過剰、と言われる時代になりました。
歯科医院の数は、6万8000件ほどもあると言われ、コンビニエンスストアの1.4倍以上にもなるそうです。
 平成22年度の調査では歯科医師の数が10万人以上になり、次々に歯科医院が開院していますが、廃院を余儀なくされるところもあります。
 歯科機材や材料は高額なことが多く、開院にも資金が必要で、
歯科医院の戦国時代、という言葉も聞きます。

 私も実家に帰省したときに通った近所の歯医者さんが、次回の帰省の時に名前が変わっていました。
多分、使っていた機材などをそのまま売って、経営者が違う歯科医師に変わられたのだと思います。
 通っていたとき、変色があった歯に、高い自費の被せ物の歯を勧められたのですが、
虫歯ではなく、審美的な問題だけだったのでお断りしました。
 優しそうな若い先生でしたが、歯科医師として優秀というだけでなく、
経営者としての能力も必要な歯科医院経営の時代なんだと感じた出来事でした。

 今は歯科医院の数も多く、ネットの情報もあるため、
いろいろ調べて、かかる歯科医院を選ぶことができます。

 結構面白くて、私のよく読むサイトに『歯チャンネル88』があります。

 歯科に対する一般からの質問にも、複数の歯科医師が答えてくれたりするのですが、

歯科にもいろいろな治療法や考えがあるんだな、と感じさせてくれます。

 歯科で相談事があるなら、いいかも知れません。

ときに熱いバトル? というか、それぞれの先生の意見や主張があり、
 歯科医師がそれぞれ治療法を選択し、考えながら日々診療に当たっていて、症状によって確立した正解がない中でも模索しながら進んでいる様子が読めたりします。
(ちなみに、質問したことはありません(笑))

 バブルの頃も今は昔。 歯科は医療と経営の両面のバランスも考えて進まなければならない時代になりました。

 どこか遠い存在だった歯科医師が身近に降りてきて、患者様と一緒に考えたり、歩んでくれるようになったような気も、少しします。

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