PMTCを受けに、歯科医院に定期的に通っています。
(PMTCとは歯科衛生士など専門職が機械を使って行う歯のクリーニング。 こちらの記事に書いています。『5,歯科医院で行う「PMTC」とは。 歯周病対策「歯垢のつきやすいポイント」』)
そこで言われたのが、
「とも歯科衛生士さんの歯は、歯が植わっている骨の形から、将来、歯を失うリスクが高くなるので、気を付けて下さい」という先生のお話。
どうも歯が植わっている骨の形状から、歯に圧や負担がかかりやすい、ということらしいです。
歯垢は落とされていて、磨き方に問題はないのですが、それとは別に、
形状てきに、将来歯を喪失するリスクが高め、なのだそうです。
本格的に治すなら矯正治療だそうなのですが、
「年齢的にも今から、とは、とくにお勧めはしない」そうなので、
本当に様子を見るしかなさそうです。
というか、私は歯の矯正を子供の頃からして終わっています。
でも、大人になって、また少し動いてしまった、という部分はあります。
転勤族で、けっこう異動があるので、矯正治療のように一つの歯科医院で長く受けるような治療は意外と難しい。
子供の場合は、それでも必要なら方法を考えよう、と思えますが、
大人になると、そこまでは…、という部分は確かにあります。
その他に言われるのは、唾液検査で「虫歯菌」が人より多かった、というリスク。
かなり多い方なので気を付けましょう、と言われます(^^;)。
歯科衛生士学校で、口の中の衛生については授業で習ってきました。
歯の磨き方を覚え、口の中の歯垢を減らすように磨いていて、お陰様で歯周病はありません。
虫歯は、歯垢を落とすように磨けば、そのほとんどを防げる、というほど効果のあるものではなく、食事の取り方など(甘い物を長時間口の中に入れない等)、いくつかを組み合わせて複合的な対策を取らなければならないので、気を付けなければならないことも多いですが、知ると知らぬでは大違い、お陰様で、教えて頂いた知識が活きて役立ってくれていることが多いな、と思っています。
でも、これでも、まだ「大丈夫」ではないことに、ちょっと茫然。
人の「身体」のことは、一筋縄ではいかなそうです。
歯垢を落とすようにきれいに磨けば、虫歯を予防したり、歯周病を予防したり改善したり、病気になるリスクを大きく減らし、将来、磨かないよりもずっと長く歯を残せる可能性も大きくなるなど、メリットが多々あります。
このサイトでも、歯垢を落とすことをお勧めしていて、それをしないと、歯の寿命はほとんどの場合短くなっていまう、という現実があります。
ただ、手磨きで全部の歯垢を落とすことは出来ませんし、歯垢を除去することだけを考えて、全てを解決して、健康を保つ、というわけにはいかないようです。
噛み合わせ、歯並び、虫歯菌の多い方、唾液の粘性、糖尿病などの疾患、身体の抵抗力、歯質、喫煙、等々、
現実には歯垢以外にも歯を失うリスクを高める要因がまだあります。
ただ、これらの要因と歯垢の存在が、重なることにより病気なる、ということなので、
歯垢を除去することの効果はとても大きく、
健康にはかなり役だっているはずです。
もしかしたら、これで全て安全、一生自分の歯で食べられるよ、という安心は、ないからこそ日常生活の中で長く衛生に気を付け、努力し続けることができる部分もあるのかな、と感じています。