「フロスちゃん」 子供用のフロスで、歯と歯の間から発生する虫歯を防ぐ。

 

 子供の虫歯は、歯と歯の間から多く発生します。

そして、ここから虫歯の穴があく。

一見キレイな乳歯ですが、

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 歯の側面。 歯と歯の間の部分から見ると、虫歯が発生。 
大きな穴になっています。
(抜けてから保管している間に、虫歯の周りの歯の部分がかけてしまいましたが、
口の中にあるときは、一見、虫歯のないキレイな形の歯。 外見からは見えにくい歯と歯の間の接触点から穴が開いていました。)

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 ちなみにもう片方の反対側の側面は虫歯もなく、キレイでした。
 ↓

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 さて、この歯と歯の間にある虫歯菌(歯垢)。
これを落とし、そこからの虫歯を防ぐように磨ける、子供用のアイテム。
「フロスちゃん」。

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かわいい名前なのでもう一度。

「フロスちゃん」。

(「ちゃん」つけただけのような気も…。(笑))

 正確には、「子供用 Flossちゃん」

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 以前の記事、『なぜ、「磨いているつもりで、磨けていない」のか? 実は歯磨きに最適?! というほどでもない歯ブラシ。』にも書きましたが、
結局、歯ブラシで汚れを落とせる部分は限定的。
歯と歯の間には、(人が歯垢を落としづらい、掃除しにくいなどという事情はおかまいなしに)遠慮なく、歯垢(菌)がたまります。

そして、磨かれない期間が長くなるほど、菌の無法地帯のようになって、
たまにフロスをかけると、奥の方からとれた汚れがすごい臭いを発していたりする。

歯磨き自体をイヤイヤしている状態で、歯間までは厳しいかもしれないのですが、
磨いても痛くないこと、安心して磨かれて大丈夫なことを体感させ、
歯と歯の間の歯垢を落とすことは、虫歯予防に効果があり、フロスちゃんは歯と歯の間の歯垢が、よくとれます。

 

 さて、このフロスちゃん、ポイントは柄についたクマ、
と、思いきや、
実は、ココ。

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 この長さが、子供サイズ。
(ピンクのマーキング)

 これが大人には小さくて使いづらいわけですが、
子どもにはジャストサイズ。

 

 フロスの糸自体は大人と同じでも構わないような気がするのですが、
この幅が、大きいと口に入りづらいので、
子供用を使う意味は大きいと思います。

 ちなみに、お子さんには「ワンタフトブラシ」もおススメ。
こちらは、大人用と同じブラシの大きさで構わないと思うので、ぜひ、併用して使われてください。
(こちらの記事。 『「磨いているつもり、で磨けていない」を回避する、ブラッシング。 スウェーデンの歯磨き法。』

 

 歯ブラシだけで歯垢を落とすように乳歯を磨くのは、意外にも至難の業。

子どもの虫歯は、歯と歯の間や歯の溝から多く発生します。

ぜひ、そこを意識されて隙間や溝を磨くように、
フロスやワンタフトブラシを使って磨かれてください。

 歯磨きと言えば、歯ブラシだけ、という方も最近はだいぶ減ってきました。

 大人になるとかかりやすい歯周病での抜歯を、それほど気にしなくてもいい年齢の子どもたちにも、虫歯はあります。

歯と歯の間を磨くアイテムやワンタフトブラシなどを使って、
病気にかかってしまう前に、未然に防ぐ。

よい健康習慣で幸せに過ごしていただけたら、と思います。

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