「ルミデント」は、歯科専用の歯間ブラシ。
医療用具と同じガンマー線滅菌を採用している唯一の歯間ブラシなのだそうです。
形状は、超合金の芯に、ナイロン毛が多くついている正統派?の歯間ブラシで、ずっと形が変わらない感じ。
「ずっと」と書きましたが、いや~、これがほんと、昔からある。
少なくても、私が新卒で歯科衛生士になった時にはありました。
(そりゃ、けっこう昔だ! (笑))
私が勤めさせていただいた歯科医院で当時ルミデントを使っていて、
私も毎日ルミデントを使い患者様の歯を磨いていた思い出が…。
と、回顧に浸ってしまいそうなのですが、
(「つい昔話をしたくなる。」 中年あるある2。(笑)) (ちなみに「中年あるある1」)
それは全く皆様のお役に立たない情報なので、
「ルミデント」に絞って記事を書いてみたいと思います。(笑)
ルミデントは、一見普通の形をした普通の歯間ブラシですが、
その人気は、何と言っても「きちんとした作り」にあると思います。
特別目を引く仕掛けや、これと言った派手な宣伝というイメージではなく、ただ汚れ(歯垢)が良く落ちるので歯科医院にずっと置いてある、というような感じです。
超合金のワイヤーに、毛が付いている一般的な形。 と言えばそのとおりですが、
歯と歯ぐきの間の位置を的確にねらえ、毛先を当てて磨いた時にある程度の量以上の歯垢(プラーク)がきちんと落ち、かつ歯ぐきを傷つけづらく、毛がすぐ廃れづらく…、
と歯科医院で普通?に使えるためには、ブラシの持つ性能それぞれの基準全てが、ある一定以上であることが求められます。
それをクリアしている歯間ブラシ、ということかもしれません。
芯となる超合金に歯と歯ぐきの境目に当てて磨いたときにぶれない一定の硬さがあり、
密集させすぎずかつ歯垢を取るのに十分な毛の量があり、
柔らかさと弾力を持ちながらも、使い始めてすぐ毛が倒れることなく、なかなかへたれない強度があります。
使い終わりも、毛の状態が悪くなったからということより、しばらく使った後、最終的に金属部分が折れて捨てることになる、という感じが多かったです。
ルミデント歯間ブラシのストレートタイプ。
ウルトラスリム(US)からラージ(L)まで、太さは5段階。
Mサイズ(ミディアム)の形がコーン状になっていて、広すぎない歯間にも先端の細い部分から楽に歯間に入れることができ、「歯間に挿入しづらい」というストレスが少なく磨けるようになっています。
このルミデントのストレートタイプは、「フレキシブルネック」というのが一つの特徴になっているのですが、
前後左右の方向性や角度を気にせずに自由にブラシの角度を曲げられるため、歯間ブラシが挿入しづらい角度の方にも、個人個人の使いやすい角度に合わせて自由に折り曲げることが出来ます。
奥歯には、このネックを折り曲げて使うのですが、
ルミデントは直接金属部分を折り曲げず、プラスチックでカバーされた部分(根元のほう)を折り曲げて使いましょう。
こうすることで、折れやすい金属部分の耐久性を延ばしています。
ただ、この自由さを逆に使いづらく感じることもあります。
とくに調節しなくても歯間に入る、という方には、もともとアングルのあるタイプが、固定的で動かず、使いやすいかと思います。
ルミデント歯間ブラシのアングルタイプ。
ワイヤーがウレタンコートされているため、歯ぐきへの当たりが優しく歯ぐきが傷付きにくく痛みにくくなっています。
(インプラントをお使いの方にも対応)
歯間はLサイズが使えるぐらい広いと、挿入しやすく、ワイヤーが歯ぐきに刺さることが少なくなってくるのですが、
小さなサイズになるほど、挿入しづらく、ワイヤーを歯ぐきに刺してしまい痛い思いをすることが多くなります。
歯間がせまく、小さなサイズをお使いの方には、ウレタンコートされた歯間ブラシの方が、刺してあまり痛い思いをすることが少なく使いやすいかも知れません。
また、歯ぐきの退縮を最小限にするため前歯には、歯間ブラシよりもフロスをお勧めするケースも多いので、
個人個人の歯と歯ぐきの状態、クセなどを歯科医院で診てもらって、御自分に一番合う、フロスや歯間ブラシを聞いてお使いになるのがいいと思います。