口臭、一番強いのは、朝。 対策は、「朝食を食べる」こと。

 口臭には、体が健康な状態でも誰にでもある生理的な口臭と、
全身的だったり、口の中だったり不健康なところがあって発生する病的な口臭、
その他に心因的口臭(思い込み)、外因的な口臭(飲食や煙草等)などがあるそうです。

口臭を気にされている方はとても多いそうで、
先日テレビで、一般歯科から口臭専門の歯科に変えたところ、遠方からも患者様が集まるようになり、その需要の多さが放送されている番組がありました。

 実際に口臭から全身の病気があると察知でき、検査して見つかった、というようなケースもあるそうです。

本当に口臭が気になる方は、まず、ご自分の口臭の原因を、口臭外来のある歯科医院で調べてもらうのがいいと思います。

 

 さて、歯科衛生士が関わることが多いのは、その中で歯周病に関する口臭や、清掃が行き届かないために臭ってしまうものなどですが、

まず、人の口臭が一番強い時間帯は朝だそうです。

唾液の分泌が寝ている間に減少するため、自浄作用が少なくなることと、
それにより菌なども増殖しているなどの原因が考えられますが、
朝、寝起きにご自分の口臭が気になる方も多いかと思います。

口臭データーのグラフでは、寝起きに一番強い口臭が、朝食を食べることで激減します。

唾液の分泌が促進され、一日の活動、体内が目覚めて新陳代謝が起こり始めるということだと思います。

 口臭の気になる方は、歯と歯ぐきの境目。
歯周病の口臭などは、そこから膿などの臭いが発生しています。
歯周病の気になる方はとくに歯垢を落とすようにそこを細かく磨くこと。
歯石がありその表面にあいた穴(顕微鏡でみると軽石のようになっています)そこが菌の住み家になって、歯磨きしても臭いが取れないということもあるので、
歯科医院で歯のクリーニングをしてもらうこともとても大切です。

 

 そういえば、歯科衛生士学校の学生の頃、講義を受けた歯科医師の先生の歯科医院では、
こんなふうにいつもキレイにしている歯科衛生士の口臭を、毎朝必ず先生がチェックする、とおっしゃっていました。

(正直、そんな風に毎朝チェックされるのは、私ならプレッシャーかも。
朝食は、何がなんでも絶対に食べると思います。(笑))

 

「(これだけキレイにして清掃しても)それでも口臭はあるんです。
生理的な口臭で仕方がないんです。」
とおっしゃっていました。

 誰にでも口臭はありますが、それが人に不快感を与えるほど強いものだったり、
病的なものだったり、心因性(自分で口臭がしている思い込む)だったりすることが問題なのだと思います。

 朝食を食べ、歯磨きをし、歯科医院で歯のクリーニングをして、それでも口臭の気になる場合、
「口臭外来」のある歯科医院、
診療科目をチェックして、「口臭」をあげている歯科医院に行って診てもらうと、
心因性の場合は安心できると思いますし、歯周病だったり全身の病気などを早めに見つけてもらえる可能性が高まります。
専門的に分析し、解決していただくのがいいかと思います。

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