老後の家計を圧迫するもの。それは、
「医療費」。
介護保険は40歳から支払い始めますが、これはつまり、40歳になったら「初老」ということだそうです。
「あ、私、もう老人だったんだ」と、とも歯科衛生士さんも少なからずショックを受けるわけですが、(笑)
どんなに若く見えても、生きている限り年齢は上がり、老化が起こります。
健康のために運動をし、栄養に気遣い、身なりに気をつかい、歯を白くしても、
それを完全に止めることは難しいと思います。
さて、こんな風に肉体に限界を感じても、
若いころからの心がけで何十万円も何百万円以上も、お金を残す方法は、
歯を残すこと。
歯周病になれば、歯が抜け、入れ歯になり、何度も作り直したり、調整したり、
インプラントにしたり、
全て、タダではすみません。
固いものが食べられなくなり、健康を守れなくなれば、
気力も体力も、多くをつかう結果になりますが、
これが本当にちょっとしたことで、変わります。
少なくても40歳になったら、「歯のクリーニング」のために歯科医院に通うのがお勧めです。
その時に口の中の健診もしてもらえるので、虫歯も分かりますが、
これだけで、一生自分の歯で食べられる可能性が大きく高まります。
「予防」とは、まだ何もない状態で防いでおくこと。
何の症状もないので、その時は、なぜ? お金と時間をかけて? と思いますが、
さらに、歯石を取ってもらって今までより歯肉が下がったりすると、
しないほうが良かったのかな?
と思ったりするかもしれませんが、
それは違います。
その歯石をとって、歯肉が下がったということは、
つけておけば、炎症を起こし続け、もっと下がる、ということ。
歯周病で歯を失ってしまう可能性は本当に高いです。
何が原因でそうなったのか? という、
(何が原因で歯周病になるのか)
その原因を取り除いた(歯石を取った)ということです。
(歯周病を起こす原因菌、をとり除く)
歯周病は、予防が大切な病気です。
菌が多くいれば、年齢が来るとほとんどの方が発症し、
発症して、下がってしまったあとの歯肉は、非常に戻しにくい。
無くなってしまった歯を、戻すことは出来ず、
補うようにするインプラントも、また歯周病にかかる可能性はあるので、
注意が必要ですし、
お金もかかります。
老後の資金を全く残さない、という勇気?のあるかたは少なく、
できれば貯めておこうという方が日本人には多いようですが、
健康の貯金も、予防でできます。
これが本当に何百万円の貯金になる、
精神的な苦痛も考えると、
それ以上を優に超える貯金になりますので、
老後、病院にかかり、病院代も薬代も、交通費も必要、という状態になる前に、
今の自分が将来の自分を助ける「予防」をする、
虫歯があるときはもちろん、虫歯がなくても、歯科医院に歯のクリーニングの予約の電話をかけて、数カ月に一度、通院していただきたいと思います。