「正しい歯の磨き方」は、歯科医院によって違う。



 実は「正しい歯の磨き方」は、歯科医院によって違います。

一つの磨き方、これが正しい、ということはなく、

毛先を歯ぐきに向けたり、直角に向けたり、はたまた歯ぐきとは逆の方向に向けたり、といろいろ。

えーっ! と驚かれたかもしれないのですが、

結局、正しい歯の磨き方とは、
歯垢がキチンと取れ、歯ぐきや歯など生体に弊害の出ない磨き方。

やり方は専門家でも人それぞれ、というところです。

 じゃ、私の磨き方でもいいんじゃないの?
と思われたかもしれないのですが、
「正しい歯の磨き方」の共通点は、病気になりやすいところの歯垢が落とせること。
例えば歯周病の予防や治療の場合なら、
要はココです。
(歯と歯ぐきの境目。)

 で、歯科衛生士としては、それぞれの歯科医院長のおススメする方法を主に指導することになるのですが、

患者様が前に通っていた歯科医院で指導を受けていると、そのやり方を自己流にアレンジしていたりします。

 正直、前に指導を受けたやり方を正しくしていれば問題なかったりするのですが、
そこに自己流アレンジが入ってしまうのが大半。
人にはそれぞれクセがあるので仕方のないところです。

 さてそんな時。

歯科衛生士さんだと、変えるのが大変そうなアレンジを受け入れたり、
工夫して磨けるように練習して、ココ、というところを直し、
境目につく歯垢を落せるように教えてもらえることも多いのですが、

患者さまご自身で本などを参考に磨こうとする場合は、
やはり一から学ぼうと、完全に歯の磨き方を変えられようとする場合が多いようです。

 人にはそれぞれ磨き方のクセがあって、
動かしやすい動き、磨きやすい磨き方も人それぞれ。

本に書いてある方法がそれとピッタリということは少ないと思いますが、
歯科衛生士さんに聞くと、その患者様の動かし方の特徴をとらえて、
一番効率よく磨きやすい方法を教えてもらえると思います。

 また、磨き残しは誰にでもできるもの。
そこがどこなのか?
自分の磨き残しするところをピンポイントで教えてもらえ、解決することができます。

 いや~、私も教えて欲しい!
磨き残しているポイントとか、病状とかちゃんと見て欲しい~。
できれば優しい歯科衛生士がいい。

と思う歯科衛生士さんは私だけかもしれませんが、(笑)
長年すると、思い込みが強く、癖で磨き残しができていても自分では気づきにくい、という特徴があります。

 先日、それを回避するために時々歯科衛生士さんにみてもらう、という真面目な歯科医師の先生の記事を読ませていただいたのですが、
プロでも紺屋の白袴にならないように気をつけるところ。

歯のクリーニングを勧める歯科医師や歯科衛生士さんが、自分もしばらく受けてない、なんてこともあります。

 ただ、プロは大きな異常になる前に、これは受けなくてはまずい、と分かるのも特徴。

ここが、患者様との大きな違いかもしれません。

 一度ブラッシング指導を受けられている患者様にも、定期的にブラッシング指導を受けていただくようにします。
かなりキレイに磨けている患者様にも、定期的に行うのがブラッシング指導です。

 正しい歯の磨き方は一つではありませんし、
歯科医師や歯科衛生士も一人ではありません。

 いろいろな磨き方、いろいろな優しい歯科衛生士さんがいらっしゃるので、
もし、なにか歯科医院に行きたくない出来事が過去にあったり、
一度、歯磨きに挫折した方も、
(難しくて磨けないと思った、など)
次の歯科医院では、優しく出来るまで教えてもらえるかもしれません。
(練習は大切です。)
(とも歯科衛生士さんみたいな歯科衛生士さんが待っているかも。(笑))
(微妙。(笑))

 今は歯科医院も競争の時代。
歯科医院の数はコンビニの数より多いそうです。

分かりやすく親切な歯科医院が増えているので、いろいろな歯の磨き方を聞いてみるといいと思います。

 

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