6月4日から一週間は「歯と口の健康週間」です。

6月4日から6月10日は「歯と口の健康週間」です。
以前は6月4日を「虫(ムシ)歯予防デー」と言っていました。

d_08 予防デー歯親子

 私も歯科衛生士学校時代、「6月4日」には、幼稚園や小学校に、虫歯予防のことを書いた紙芝居を作ったりして、実習に行きました。
 その時のキャラクターで印象に残っているのは「ドラえもん」。
歯科衛生士の卵の学生達が、にわか声優になって、「歯磨きをしよう」というオチの話をしていた記憶があります(笑)。
 それから、歯垢が染まる赤い錠剤を使って、小学生の子供達に染め出しをしてもらい、歯垢のある場所を確認してもらったり、
だいぶ以前のことですが、歯科衛生士学校の学生であった私達にとっても記憶に残る思い出です。

 歯垢という「細菌」がついている、ということは、普段の生活であまり話題にならず、知らないことも多いので、年に一回でも学校に歯科衛生士が入って、虫歯の原因や、歯垢があることを知ってもらい、それを取るように歯ブラシを使うことを伝えることは有意義だと思います。

 これで、虫歯になる原因の「甘い物」を食べる「時間」を減らせる、かどうかは疑問ですが(笑)、
白く歯についた「歯カス」をみるたびに、「これは生きて動いている細菌なんだ」、と思って磨くのとそうでないのには、やはり差があります。

 年に一度でも、こういう訪問がなければ、
毎日磨いているはずの歯が、「磨けていない状態」だということに、虫歯や歯周病になる前に気づける可能性は少ないので、皆様の健康と毎日自分の歯で食べられる幸せを長く感じて頂けることが、多くなるだけでも、歯科衛生士(の卵)として、学校で啓蒙活動をさせて頂けて良かったなと感じています。
『なぜ、「普通?の歯の磨き方」では歯垢が落ちないのか、検証してみました。(3面磨きの方法)』

 毎日御飯を頂く時にも大切な「歯の寿命」を左右する重要なことなので、本当は6月だけでなく、もう少し多く、皆様にお知らせする必要があるのかもしれません。

 というわけでこのサイトは年中公開してます(笑)。
この知識を歯科衛生士さんだけの宝物にせず、多くの方々が歯や口の中の健康を長く保てるように、6月にはお口の健康について思い出し、記事を読んでいただければと思います。

虫歯についての記事はこちらから。
『1,「虫歯の多くはココから発生。」 「シーラントとは。」』

 歯周病については、こちらから書いています。
『1,ココから順番に書いています。 (歯周病)』

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