ネットで、「重曹うがい」や「重曹はみがき」は人気があるようです。
日々のお掃除など、日常生活で重曹を活用している方はもちろん、普段あまり重曹を使わない方々の間でも関心が高いようで、「重曹」と検索すると、「重曹 歯磨き」が上位に挙がるほどです。
民間療法的には使っている方も多く、検索すると「重曹うがい水」や「重曹はみがき粉」の作り方もヒットするのですが、歯科医師など専門家の意見を知りたいと思って検索すると、意外に少なくて、そのことに触れる歯科医師の先生は、少数派の印象です。
歯科医師に歯磨きに重曹を使うことを質問している記事を読んだのですが、
海外の歯磨き粉にけっこう重曹が使われていることもあり、弊害(歯ぐきの等への刺激、「削れる」ことへの注意、塩分の問題、歯石沈着促進、等)に注意して使えば、悪いとは言い切れないが、調べたことがないので詳しく分からない、という感じの答えでした。
重曹については、実際にはあまり「調べられていない」というのが現状のようです。
多分、「厚生労働省」で推進されているか、教科書で大きく取り上げられているか、などの影響も大きいと思いますが、
調べて悪い物であれば使わないし、良い物であれば使いたい。
正直、専門家の先生に「調べてほしい」という希望があります。(^^)
ネットの情報で定かではありませんが、
日本で販売する歯磨剤(歯磨き粉)には薬事法に基づいた厚生労働省の認可がいるのですが、
そこで重曹が大きくは認められていないため、販売するときに効果を期待できるほどの重曹の量を入れることができない、という記事を読んだことがあります。
たしかにアメリカの歯磨き粉などには重曹が使われていることよくあるようなのですが、
日本で販売されている歯磨き粉、「フッ素」が入っていることをうたっている物は多いのですが、「重曹」は少ないと思います。
もしかしたら、そういう事情もあるのかも知れません。
アメリカでは使われているようですが、日本では少ない…。
もはや完全に他力本願ですが、英語の得意な歯科医師の先生に、その根拠をぜひ調べて教えて頂きたい、というところです。
代わりに、といってはなんですが、「フッ素」の話はよく出てきます。
ときには、重曹の質問も「虫歯予防ならフッ素の方が…」と置き換わってしまうほど、歯科医師にフッ素は人気があります。
「フッ素」は、厚生労働省のホームページにも登場し、積極的に使って虫歯を予防しようという動きがあるようです。
ただ、フッ素は「薬品」で歯科医院に行って塗布したり、市販の薬用歯磨きを使うことになるので、
昔から食品としても使われていて、身近にある「重曹」に、安心感があり、
もし効果があるなら、ぜひ活用してみたい、というところです。
私個人として「重曹」を使ってみた感想は、「重曹うがい」は弊害に注意して使えば、いいなと思いましたが、「重曹はみがき」は歯ぐきが傷つきやすいなど弊害が出やすいので、使うときには慎重さがさらに必要、という感じです。
今のところ重曹について調べている歯科医師のサイトは少なく、
(重曹の記事を書いている歯科医師の先生のサイト 『I歯科医院の高楊枝通信』)
民間以外の日本の情報は少なそうなので、
しばらくは、完全な自己責任。
もし使うなら自分で、弊害がないように気を付けながら慎重に試して効果を確かめる、ということのようです。
2013年。
他の「重曹」の記事はこちらです。
よろしければこちらの記事などもご覧下さい。(^^)
『なぜ、「普通?の歯の磨き方」では歯垢が落ちないのか、検証してみました。』